新幹線に乗車する際、普通車ではなくグリーン車に乗りたいと思う方必見の情報です。
グリーン車は、座席が広くて快適、コンセントもあり設備も充実しています。
しかし、グリーン車の料金は普通車よりも高く、気軽に利用できるとは言えません。
この記事では、「こだま号」のグリーン車にお得に乗る方法を紹介します。
EXこだまグリーン早特 とは?
「EXこだま・グリーン早特」は “こだま “グリーン車に格安で乗ることができます。
こだまといったら「ぷらっとこだま」が有名ですが「ぷらっとこだま」よりも使える区間が多いので安いです。
予約は1ヶ月前午前10時から乗車日3日前の23時30分までです。
EXこだまがセットになっているのはこちらの3つです。
- 基本料金券
- 特急券
- グリーン券
「ぷらっとこだま」も安くグリーン車に乗れる
ぷらっとこだまでは、通常よりも2,000~4,000円ほど安くこだま号の指定席に乗れます。グリーン車にも乗ることができます。
通常の料金と比較してみると、
例:東京~新大阪の普通車指定席を利用する場合(通常期)
- 通常の料金→片道14,400円(往復28,800円)
- ぷらっとこだま→片道10,900円(往復21,800円)
グリーン車指定席の場合
- 通常料金→19,270円(往復38,540円)
- ぷらっとこだま→12,300円(往復24,600円)
普通車指定席は3,500円(往復だと7,000円)、グリーン車は6,970円(往復13,940円)もお得です!
EXこだまグリーン早特の購入は「スマートEX」「エクスプレス予約」の会員のみ
「EXグリーン早特」はネットで購入するものなので窓口での購入はできません。また、年会費無料の「スマートEX」か年会費1100円の「エクスプレス予約」に会員登録する必要があります。
どちらもクレジットカードが必要です。
現在会員でない場合は、年会費無料の「スマートEX」に会員登録がおすすめです。
EXこだまグリーン早特の値段
区間 | 価格 |
---|---|
東京・品川~静岡 | 6,140円 |
東京・品川~浜松 | 8,120円 |
東京・品川~名古屋 | 9,170円 |
東京・品川~京都 | 11,200円 |
東京・品川~新大阪 | 11,410円 |
新横浜~静岡 | 5,570円 |
新横浜~浜松 | 7,680円 |
新横浜~名古屋 | 9,060円 |
新横浜~京都 | 11,100円 |
新横浜~新大阪 | 11,310円 |
名古屋~新大阪 | 6,090円 |
EXこだまグリーン早特 | グリーン車 | グリーン車と比べたお得額 | 自由席 | 自由席と比べたお得額 | |
東京⇔新大阪 | 11,410円 | 19,720円 | 7,860円 | 13,870円 | 2,460円 |
東京⇔静岡 | 6,140円 | 8,740円 | 2,600円 | 5,940円 | -200円 |
東京⇔名古屋 | 9,170円 | 14,750円 | 5,580円 | 10,560円 | 1,390円 |
静岡⇔新大阪 | 9,140円 | 14,750円 | 5,580円 | 16,560円 | 1,120円 |
EXこだまグリーン早特は一部では自由席よりも安くなります
自由席よりグリーン車が安いという事態が発生しています。
EXこだまグリーン早特の購入方法
「EXこだまグリーン早特」は、出発日の1ヶ月前〜3日前の23時30分までに、インターネットの「スマートEX」か「エクスプレス予約」で予約・購入ができます。
「EXこだまグリーン早特」は
- 登録したICカードを自動改札機にかざすだけで、改札を通り抜けすることが可能
- 駅の券売機で「紙のきっぷ」を受け取り→新幹線に乗車することも可能
このようにチケットレスでも紙のきっぷにも対応しています。
EXこだまグリーン早特の途中で下車した場合・返金はなし
EXこだまグリーン早特は、乗車券区間内ので途中下車ができます。
途中で下車した場合、乗車券は無効となってしまいますので注意が必要です。
他の乗車券と違って、途中で下車して観光を楽しみたいということはできません。
新幹線駅以外の区間をまたぐ場合、または区間外から乗車する場合は、区間外の乗車区間の清算が必要です。
EXこだまグリーン早特 払い戻しはできる?
予約した列車に乗り遅れた場合、乗車券は無効となります。
次の列車に乗車する場合は、最初から切符を購入する必要があります。
ただ、乗車券を受け取らずに乗り遅れた場合であれば、手数料を差し引いた翌日に自動的に払い戻し処理が行われます。この時、手数料は特急料金相当額を差し引いた金額となります。
EXこだまグリーン早特の変更方法 4分前まで変更可能
「EXこだまグリーン早特 」は、出発時刻の4分前まで変更可能です。乗車券を受け取ったあとの変更はできません。
変更は「スマートEX」または「エクスプレス予約」によるインターネット上のみ可能です。
変更先のEXこだま・グリーン早特の空席がない場合は、差額を支払う必要があります。
EXこだまグリーン早特のメリット
グリーン車に安く乗れる
早く申込をすれば自由席よりも安い料金でグリーン車に乗れるというメリットは大きいです。
こだまは時間がかかるけれど心地よく過ごせる
グリーン車は快適です。全席コンセント完備ですし椅子の幅も広いです。
背もたれを倒すと座面も動く「シンクロナイズド・コンフォートシート」といった席も充実しています。
他にもフットレスト(足置き)、レッグレスト(座席の白い枕)もあるので座り心地も抜群です。
足元にヒーターもあるので特に寒い冬はグリーン車のありがたみを感じられます。雑誌などを貸出もしています。
こだまは各駅に止まるので目的地まで時間がかかりますがグリーン車であれば移動時間も穏やかに過ごせます。
使える範囲が広い
一部の区間ではなく、使える区間も幅広いのもありがたいです。
EXこだまグリーン早特のデメリット
時間がかかる
「こだまグリーン早特」はその名の通りこだましか利用できません。
「のぞみ」「ひかり」よりも遅いです。
東京から新大阪間は、のぞみ2時間22分、ひかり2時間42分、こだま3時間54分で1時間以上他の新幹線と比べて時間がかかります
本数が少ない
のぞみは1時間に3本~12本なのに対して、こだまは2本~1本と本数が少ないです
- 東京⇔名古屋 2本
- 東京⇔新大阪 1本
車内販売が無い
のぞみやひかりにはある車内販売ですが、こだまにはありません。
また、グリーン車のおしぼりサービスも行われていません。乗車前に売店で食料などは買っておきましょう。
まとめ
「EXこだま・グリーン早特」は、とてもお得なチケットです。
こだま号のみという制約がありますが、グリーン車で乗車時間を楽しめると思えば、遅さも気にならないという方におすすめです。
参考にされてください。