ドクターイエローは4号車だけ上の部分が白いです。ホームでドクターイエローを見るとわかりにくいのですが、上から見ると一目瞭然。
実は最初は黄色でした。しかし、2006年に黄色から白に塗り替えられました。
白に塗り替える理由があったのです。
この謎をこちらの記事でご紹介していきます。
- ドクターイエローが好き!
- ドクターイエローの4号車だけ上の部分が白いのが不思議であった!
- ドクターイエローについて知識を深めたい
ドクターイエローの4号車だけ屋根が白いのは太陽の影響を避けるため

上から見るとドクターイエローの4号車だけが上の部分が白いのがわかります。これは太陽の光の熱を吸収しにくくするためです。
ホームから見るとなかなか気づきませんが不思議に思う人も多いはずです。
実は2006年までは黄色かったのですが、白に塗り替えられました。
黄色い屋根は太陽の熱を吸収しやすい。そこでどうしたらいいか?ということで白く塗り替えられたのです。
4号車には精密機器が搭載されています。レールのとても細かいところをチェックする器械とのこと。
そのため、車体の温度が上がらることを防ぐ必要がありました。
このような経緯で、2006年に白くぬりかえられました。
ドクターイエロー4号車の役割はレールのチェック

ドクターイエローは車両ごとに役割がありますが4号車の仕事はレールのチェック。
こまかな振動をチェックします。そのため4号車だけはモーターがありません。
モーターの振動が検査結果に影響を与えては困るからです。モーターの動きすら検査結果に影響してしまうというかなり精密な検査なのですね。
4号車の床下で検測されたデータは床上の軌道検測室にいる検測員にすぐ届けられます。
軌道検測室には検測員が3人います。3人はデータを分析のプロ。モニターのレールのゆがみの波形が折れ線グラウフでモニターに表示されるのですが基準値以上の数値がでていないかチェックします。
問題があれば、どこで問題があったか記録します。
ドクターイエローが記録する情報!ゼロ地点東京駅の17番線と18番線の間

レールに問題があった場合、どうやって記録するか。
それは「ゼロ地点からどのくらいの場所でどのくらいの歪みなのか」という記録です。
このゼロ地点、起点はもちろん東京駅。
東京駅といっても広いわけですが東京駅の東海道新幹線の17番線と18番線の間が起点になっているとのこと。